円卓会議3 プラトン『メネクセノス』から考える
TAGTAS/PROJECT2011 演劇と虐殺
TAGTAS/FORUM 円卓会議
TAGTASでは昨年からFORUMと円卓会議を開催してきた。学ぶこと、そして学び捨てることを行う場として劇場、演劇を示し、問題提起を関わる人々の中心に置き、各人が等距離の中で発言し、行動することを円卓会議の理想とした。FORUM、円卓会議では領域横断的に議論がなされることを重視し、実演家だけでなく、他ジャンルからの参加も常に呼びかけている。今回は、国家、社会、共同体を巡り議論が展開されるだろう。
円卓会議3
1月29日(土)15:00〜17:30 〈料金〉1000円(予約不要)
〈会場〉森下スタジオA
古代ギリシアの都市国家アテナイは、君主政治に対立する国家形態として民主政治を確立していった。そして、アテナイの民主政治は絶えざる戦争や、分立抗争の中で崩壊していった。戦没者追悼演説である『メネクセノス』は、人種、領土、国制を軸に都市国家の優越性と戦争における正当性を主張し、戦没者と遺族へ向かい保障を約束する。演説という直接的に聴衆の感情、理性にはたらきかけるテキストを前に、我々は時代を超え、現在にまで根付いている強固な論理を見つけるだろう。そのとき私たちは何を考えるのか。
〈報告者〉佐々木治己(劇作家・演出家)
〈出席者〉ジェイムズ・タイソン(芸術監督Chapter Arts Centre, Wales, UK) 他
〈予約・問い合わせ〉tagtasproject2011@gmail.com
主催 TAGTAS
助成 公益財団法人セゾン文化財団