円卓会議5 国家と演劇2

TAGTAS/PROJECT2011 演劇と虐殺

TAGTAS/FORUM 円卓会議

TAGTASでは昨年からFORUMと円卓会議を開催してきた。学ぶこと、そして学び捨てることを行う場として劇場、演劇を示し、問題提起を関わる人々の中心に置き、各人が等距離の中で発言し、行動することを円卓会議の理想とした。FORUM、円卓会議では領域横断的に議論がなされることを重視し、実演家だけでなく、他ジャンルからの参加も常に呼びかけている。今回は、国家、社会、共同体を巡り議論が展開されるだろう。


円卓会議5
「国家と演劇2」 

2月2日(水)19:00〜21:30 〈料金〉1000円(予約不要)

〈会場〉森下スタジオB

国民国家において、演劇/劇場は共同体批判を行う場として国家形成に組み込まれている。それは古代ギリシア演劇が国家形成に対して背負っていたことから模倣されて現在に至るのであるが、日本においては明治期の演劇改良運動においてそれらの批判的な役割から意図的に外され、ずらされ、戦時下においては慰安/娯楽として用いられるようになった。演劇/劇場が本来持つべき機能を今一度考え直すために、我々は演劇内部からだけでなく、横断的に思考する必要があるだろう。円卓会議最終となる「国家と演劇2」では、我々の振る舞い(政治的な身振り)について議論されていく。

〈報告者〉ジェイムズ・タイソン『 Argument #1「 + other notes」』に続けて―

〈出席者〉梅原宏司(文化政策) 大貫隆史(批評理論) 小島延夫(弁護士) 

佐々木治己(劇作家・演出家) 高橋宏幸(演劇批評家) 福嶋亮大(文芸評論家) 他  

〈司会〉鴻 英良(演劇批評家)

※レクチャーの中で上映される映像作品『A Circle』(Jennie Savage, James Tyson 作)視聴のためイヤホンが必要となりますのでご持参ください。



〈予約・問い合わせ〉tagtasproject2011@gmail.com

主催 TAGTAS

支援 文化庁 平成22年度文化庁芸術団体人材育成支援事業

助成 公益財団法人セゾン文化財

森下スタジオ http://www.saison.or.jp/studio/index.html